Uさん(53)は数十年ぶりにゴルフを再開しました。
ところが、ある日のラウンド後からテークバックの時に左肩の後ろに痛みを感じるようになり、ゴルフを楽しむところではなくなりました。
普段の生活でも、お風呂で体を洗ったり、左肩を下にして寝転がると、痛みを感じます。
Uさんは、テークバックの時に腕を体に寄せすぎる癖がありました。
一方で、下半身は十分に回っていません。
そのため、上体が前に傾き、肩の裏側の筋肉が過度に伸ばされ、負担が掛かるのです。
体を触ると肩甲骨の裏側の筋肉に過緊張があり、一部は筋力低下を起していることが分かりました。
お勧めしたのは、4つの対処法です。
①膝を曲げて仰向け寝し、肩甲骨の下に丸めたバスタオルをいれ、胸が開くように両手を広げる。
脱力して背中の反りを感じながら1分間ストレッチ。
②うつぶせ寝から両手で起き上がり、腰を反らせる。
その上体で右脚を曲げ、脱力して逆足の股関節と腹筋を伸びるのを感じて30秒間ストレッチ。
③壁に左手~肘をあて、左の胸が開くように30秒間ストレッチ。
④左下で左腕を上にして横向き寝し、左脇の下に棒状の物を置いて上下にコロコロ動かして筋肉を緩める。
Uさんはスイングの修正も同時に行いました。
結果、2週間ほどで痛みがとれ、ゴルフが出来るようになりました。
※痛みや痺れが強くなるようであれば、すぐに中止してください。