こんにちは。

先日、来院された方の症例です。

この方は、側弯があり、猫背で体が硬い方でした。

こういった方は、スイングでのブレがでます。

是非、読んでみてください。

(問診)

50代 男性
右腰の痛みを来院。
一昨年、ゴルフのラウンド中にフォローで右背中に痛みが発症。
その日は中止し、1週間の休養後にラウンドしたが、18ホール目で痛み発症。
半年近く休養して再開したが、ラウンド後半になると右背中、腰に痛みが出る。
腰も元から悪く、整形外科では脊柱管狭窄症と言われている。

(分析)

姿勢検査にて、右方が上がり。
背中右凸、腰左凸の側弯の可能性。
可動域は側弯の影響で、側屈と回旋に制限と動揺性。
全体的に体はかたく、可動域は少ない。
右の腰部筋群過緊張と左背筋の過緊張が目立った。

(施術)

施術は右腰部の過緊張を取り除くこと、左股関節の外への動揺性を抑えるのに、
仙腸関節、殿筋、内転筋などを調整。
回旋可動域にかかわる、胸腰部の後彎へアプローチ。
加えて胸椎や腰椎の調整は凸側から行った。
4回の施術で痛みは消失した。
 

(考察)

今回の症状は、側弯・硬さ・後彎が影響した症状でした。
この方はフォローで痛みが発症しました。
スイングを分析すると、テークバックで右背中の側弯が邪魔して、
上半身が回らず、フォーローでは股関節が左に流れ上体が右に傾きました。
この状況がそれぞれのフェーズで、背中や腰に負担をかけていたようです。
施術では連動をスムーズにしてあげることをしました。
炎症などの器質的な問題はなかったので、痛みもすぐに出なくなりました。