<症状>

数日前からゴルフ練習後に左の背中に痛みを感じた。
続けて練習をしていたら、練習中(テークバック、フィニッシュ)で
痛みを感じ、終わった後は深い呼吸でも痛いほどになった。
普段の生活でも体を回旋させたりすると痛みがある。

2週間前からゴルフを始め、ほぼ毎日、スクールに行くか、自主練もやっている。

<分析>

姿勢は左肩が上がり巻き肩になっていた。
小胸筋、肩甲下筋に強い緊張があった。
左回旋、左側屈で左背中第5、6肋間に痛みがあった。

<施術>

初回の施術では、過緊張している筋肉を押圧とストレッチで緩めた。
また、肋間に関しては第5肋骨を下から上に押し上げ、
肋間を広げるようにモビリゼーションをおこなった。
首、肩甲帯のバランスを整え終了。
お痛みは半減したが、普段のケアが必要なので、
アイシングとスイングでの体の使い方を指導した。

<考察>

今回の症状は典型的な「スイングショルダー」「ゴルフ肩」の症状でした。
動画でスイングをみせてもらうと、左手の位置が低く、その状態で無理にトップを高くしようとしていました。
このやり方は、肩が硬い人は確実に痛めますので、要注意です!!
また、フォロースイングからフィニッシュにおいて、
左肘をうまくたたむことができず、左背中で無理やりフィニッシュの姿勢を取ろうとしていました。
始めて2週間なので、何が正しくて、何が悪いのかも、まだわからない中でやっていると、ご本人は話していましたので、私が伝えた体へ荷がかかる動きをコーチに伝えて、スイングを作っていくよう伝えました。
理想のスイングと、その人に合うスイングは違いますので、
痛みが出たりするようであれば、頑張らずに中止して見直してみてください。