腰痛とまでは言わないが「腰全体が重い」と言うKさん(45)。
先週末のゴルフでラウンド後半から腰が重くなり始め、スイングが崩れてしまったそうで、それは今も続いているとのこと。

診ると、お尻の筋肉と太ももの裏の筋肉(ハムストリング)が過度に緊張していました。
原因として考えられるのは、体幹が安定していないこと。

そのため、プレイ中は下半身で体を支えることになり、弱い筋肉(お尻や太ももの裏の筋肉)に負担がかかるのです。
Kさんには、緊張状態にある筋肉をほぐし、同時に体幹を鍛え方とストレッチを紹介しました。

①椅子に座り、片方のくるぶしを、もう片方の膝の上に置きながら、姿勢を正し、上半身を30秒間、前に倒す。

28-1

②椅子片足を乗せ、少し膝を曲げる。姿勢を正し、上半身を30秒間、前に倒す。

28-2

③腕立て伏せの格好をし、腕を伸ばしたまま、背中と肩の力を抜き、お腹が伸びるように30秒間キープ。

28-3

④仰向けに寝て、左の写真のように腹筋。さらに、うつ伏せに寝て、右の写真Bように左手と右脚を上げて背筋。(各20回)

28-4-1   28-4-2

①、②、③は左右入れ替えてやってください。Kさんは1カ月ほどで症状が改善しました。

※痛みや痺れが強くなるようであれば、中止してください。