先日、肩を回すと肩の前と後ろが痛いという方が、
来院してくださいました。
アマチュアゴルファーの方ですが、
週に2~3回は練習ないしラウンドをこなしている方です。
最近になって痛みが出始めたとのことでしたが、
それ以前に肘の違和感を感じていたとのことです。

身体をチェックすると姿勢において、
肩は内巻きになり下がっていしました。
筋力は、棘上筋などのインナーマッスルの筋力弱くなっていました。
触診では特に肩甲下筋(肩甲骨の裏側の筋肉で肩を内に巻く作用をする筋肉)が
過緊張を起こし痛みもありました。

さらに診ていくと、腕の内側(小指側)が前腕から上腕、
肩甲骨までの張りが強くなっていました。
これは筋膜の連動したラインと同じで、
その動きが阻害されて肩甲下筋へ負担が掛かっていると推測できました。

早速、そのラインの緊張を取り除き連動を整えると、
肩の動きが正常に戻り痛みが消失しました。

このように、痛みの部位とは違う部位が影響することで
障害を起こすことは多々あります。
みなさんの痛みもそうかもしれません。

患部に湿布を貼っても良くならない。
マッサージで入念に揉んでもらっても良くならない。
そんな方は、患部と違った部位の問題があるかもしれません。