当院へ来院される方で一番多い症状は腰痛です。
そのうちヘルニアの方も少なくはありません。
椎間板の構造や働きを考えると、アマチュアゴルファーは
ヘルニアになりやすい傾向にあると言えます。
椎間板の構造は中心に90%が水分でできている髄核と、
水分が多く繊維状の物質である繊維輪が髄核を覆っています。
体を動かし椎間板に圧力が加わることで水分が循環して栄養などを運んでいます。
スポンジのような作用です。
朝と夜で身長が違うのは、この作用が原因で、正常なことです。
ですので、睡眠不足や筋肉の柔軟性が失われたりすることで、
椎間板の柔軟性にも影響し負担がかかります。
椎間板の構造上リスクになる動きが他にもあります。
椎間板は急激な圧迫には強いのですが、持続的な圧迫には弱いという性質があります。
また、捻転に弱く捻転が多いことで損傷を起こす傾向にあります。
そして、最後の要素として振動へのリスクです。
持続的な振動を加えることで支持力が低下し、負担が増大します。
・持続的な圧迫
・繰り返しの捻転
・持続的な振動
この3つに弱く、これをアマチュアゴルファーに当てはめると。。。
普段はデスクワークで動かず、持続的な圧迫が起きている。
デスク環境ではPC画面が右にあり、右足が上で脚を組んでいるので、
体を捻っているので捻転の負荷が常にかかっている。
体は固くなり、仕事は遅く寝不足になり、椎間板への根本的な負荷が高まる。
ゴルフの練習、ラウンドでは動かない体で捻転を繰り返し、
椎間板への負荷が増大。
ラウンドの朝には寝不足、帰りはストレッチをせず固くなったまま、
車移動で持続的な振動を受ける。
そして、来る今から降りたら腰が痛い。。。
朝起きたら腰が痛い。。。
どうですか?
こう考えると、いつヘルニアになってもおかしくないですよね。
日々の姿勢、エクササイズ、根本的な体のバランスを整えることが予防と言えます。
ヘルニアにならないように、今ならまだ間に合います!!
しっかりとケアをしてください。
いつまでもゴルフを楽しめる体を作りましょう。