「ストレッチをすると悪くなる!?」というタイトルに、
少し驚いた人もいるかもしれません。

コリや痛みがあると、その部位をストレッチしたくなりますよね。
おおむね間違いではないのですが、
症状の原因によっては悪くなる事が本当にあります。

簡単に言うと「伸びたことで負担が
かかっているものは伸ばさない」ということです。
関節の軸の問題など、詳しく話すと
分かりずらいと思いますので、
このことだけ知っておいてください。

例えば、いつも右肩が下がり
顔が左に傾いている人がいるとします。
この方の左右の首の筋肉は、相対的に左が縮んでいて、
右が伸びているのは分かりますね?

この方が夜寝ていて、ものすごい寝相で
右首の筋肉が思いっきり伸ばされるよな
姿勢で寝たとします。
次の朝は、首が痛くなっている確率は
かなり高いと言えます。
この時にどちらの首が痛いかが問題なのですが、
この方の場合は左の首は縮んでいるので、
痛みが出た場合も筋肉を伸ばすことで
緩和されることが多いですが、
右に痛みが出た場合はその逆で、
伸ばしてしまうと痛みが強くなってしまう
可能性が強いのです。

自分の基本的な歪みと、痛めた機序によって、
ストレッチしていいかは決まります。
凝っているから、硬いから、痛いからといって、
安易にストレッチすることは
リスクが高いというお話しでした。