Wさん(44歳)は右脇から背筋にかけての痛みがあります。
練習でバックスイングをした際に、
右脇から背筋あたりに痛みが走りました。
その後も痛みがあったので、練習をやめたそうです。
整形外科でレントゲンを撮ったところ、
骨には異常がないとのことでした。
湿布と痛み止めを処方されましたが、
なかなか良くなりません。

スイングでは痛い時と痛くない時があります。
他には深呼吸で違和感があり、
寝返りでは角度によって痛みがあります。
また、身体を左右に側屈させると
患部に違和感と痛みがあります。

身体を拝見すると、猫背になっているので身体を回したときに
患部に負担が掛かっていることが分かりました。
姿勢や動きでの違和感や痛み、レントゲンの結果から判断すると、
肋間筋の過緊張が考えられました。

そんなWさんには、施術に加え次の3つのエクササイズをやっていただきました。

⓵手を前で組み、ひじと手を前方に出しながら背中が丸まるようし
若干左に身体を傾け右背筋を30秒間ストレッチする。
曲げる時に、お腹が凹んで行き、腰と背中が丸くなっていくイメージで行う。

33-1

⓶頭上で右手首を左手で持ちます。
身体を左に倒していき若干左手で右手を引っ張ります。
右脇から背筋が伸びるように調節し30秒間ストレッチする。

33-2

③身体を左に傾け、右の肋骨が開くようにします。
ハンガーで患部を上から下にさすります。
息を吸うと、より肋骨と肋骨の間が開くので、
その状態で筋肉を1分間ほぐします。

33-3

これを3セット行います。
お風呂上りが最適です。
wさんは3日ほどで痛みが無くなりました。

脇や背筋付近は、肋骨骨折、ひび、損傷などの可能性もあります。
今回のように上記の可能性が低い場合はお試しください。

痛みが強くなるようであれば、中止してください。