ゴルフを始めてプロになるまで

11歳のときに空き地でゴルフクラブを振って遊んでいたのが始まりでした。
父親の勧めでレッスンを受けて、そのプロが、才能があると言ってくれ本格的な練習が始まりました。
中学の頃は泣きながら通ったものです(笑)その後、地元広島の瀬戸内高校学校ゴルフ部へ進学し、
余裕がなかったのでキャディーをしながら部活動をしていました。
卒業後は今所属している信和ゴルフグループの研修生になり、
そこでもキャディーをしながら、仕事な合間に練習をさせてもらっていました。
20歳の時に3度目の挑戦でプロテストに合格することができ、21歳でツアーに参加することができました。

 

華々しいデビューを飾り、多くの優勝を勝ち取った日本ツアー

23歳の時にQT242位から6位にジャンプアップし、この年の賞金も7300万円と跳ね上がり、
賞金ランク6位となり、翌年のレギュラーツアーの参加資格を取得することができました。

24歳でレギュラーツアーに本格参戦し、デビューイヤーのこの年「フィリップモリス・チャンピオンシップ」
にて初優勝することができ、その後「アコムインターナショナル」や「ダイドードリンコ静岡オープン」
「日本オープンゴルフ選手権」など、6年間で「10勝」を挙げることができました。

 

世界のトップと戦い、苦しみながらもシードを確保し続けたアメリカツアー

2001年末のアメリカPGAツアーの「Qスクール」最終予選に合格し、
2002年より夢であったアメリカツアーに本格参戦し、それから5年間戦いました。
アメリカツアーと日本ツアーの違いは、アメリカツアー選手個々のレベルが非常に高いのと、
移動距離がとても長く時差があるということでした。

世界のトップ125が集まる世界最高峰のツアーです。
信じられないようなショットが当たり前のようにできる人たちと一緒にゴルフをするには、
常に緊張感をMAXに保って試合に挑むということが必要でした。

また、移動は距離と時間、そして何より同じ大陸の中で時差があることが、
体に疲労を蓄積させていきました。
このころから、原因不明の腰痛や首痛が起きることが増えましたが、
大したケアもせずに、とにかく打ち込んでショットを修正し、
コンディションを整えようと必死に打ち込んでいました。

それでも症状は軽減することなく、さらに体は動かなくなり、
症状はきつくなっていきました。
それでも打ち込んで、何とかしようと必死にやっていました。

 

極限状態の中で戦っていた体は悲鳴をあげていた

そんな中で予兆は起きていました。
2005年のある試合の1打で、自分の予期しない体の動きとショットが出ました。
「あれ?」何気ない気持ちでスルーしていましたが、
2006年からその「あれ?」が増え始め、ショットが不安定になり、
その状態で試合に出続けまた打ち込む、それを繰り返し、体はよりひどい状態になっていきました。
「このままでは、アメリカで戦えない」そう決断せざるおえないほどの状態になってしまいました。

2007年に日本ツアーに復帰し、なんとか戦おうとしましたが、
もうすでに体は戦える状態ではありませんでした。

2008年は完全休養し、1年間を体のケアに費やしました。

2009年に復帰しましたが、体は改善しておらず、
何とかほぐして試合するというのを繰り返して続けていました。

 

近藤氏との出会い

2012年に知り合いの女子プロから、
「秀道さん、いいところあるから行ってみてください!!」
と言われ、とりあえず紹介してもらったし行ってみよう、
そんな気持ちで来院したのが最初でした。

近藤氏と出会い気づいたこと

「動いてこそのトレーニング・打ち込み」
近藤さんにも言われ、通い始めて痛感したことです。
今までは、ひたすらトレーニングし打ち込むことでスイングを修正し、
コンデジションも整えることができると思っていました。

しかし、症状がひどくなるにつれて、
トレーニングと打ち込むことの意味がなくなっていきました。
体が動かない状態で行うので、イメージと違う動き、
それをアジャストすることでなんとかうまく打つ。
それはその時の状態でアジャストした感覚なので、再現性がありません。
ですので、効率は悪くなり、練習の意味がなくなってしまうのです。

今の体では20代の頃のスイングは出来ません。
頭ではやりたい、体では無理というギャップが
今の不調の原因になっていると思っています。
この差を埋めることが復調のきっかけになると思いますし、
そのために体のケアをしてもらっています。

今の状態は、まだ戦えるとは言える状態ではありませんが、
半分くらいに来ている状態といったところです。

近藤さんの施術は考えが凝り固まっていなく、症状に対して柔軟に対応してくれる。
そしてこんな状況からも順々に前に進めようとしてくれているので、とてもありがたいです。

 

田中プロからアマチュアゴルファーの方々へ

アマチュアの人でも、自分の体の状態がよくないのに練習をひたすら行う人がいます。
これはとても効率が悪く、体に負担がかかり、
練習したことが無意味なことになってしまうこともあります。
体が動けばスイングは作れます。自分の体を有効に使える状態を作り、
練習することをお勧めします。
悩んでいる方は是非、ゴルファーケアを受けてみてください。

 

最後に・・・

 今まで応援頂いた皆さんに恩返しをしたいです。
みんなで大笑いして、大泣きしたいですね。
それと、娘にも活躍する父親の姿も見せたいですし、
いずれアメリカにもという気持ちで、これからも頑張ります!!