捻挫とは、関節を過度にひねることで、靭帯や腱、軟骨などが損傷を起こすことをいいます。
細胞や血管が傷つき、細胞液や血液がもれだして内出血し、
腫れが起きます。
体のあらゆる関節に起こりますが、特に多いのが足首です。
手足の指、手首なども多い部位と言えます。

損傷の段階は靭帯の損傷具合によって3つに分けられます。
➀靭帯が伸びて痛めた、または少し傷ついた状態
この状態では、痛みも軽く、腫れも軽いです。

➁靭帯の一部が切れてしまって居る状態
この状態では、遺体も強く、内出血し腫れもひどい状態です。

➂靭帯が完全に切れてしまった状態
痛みや腫れが強いのはもちろんですが、関節の不安定になります。

どの段階であれ、受傷直後に応急処置をすることが大切です。
どうしてかというと、内出血をして、細胞液や血液がでることで、
他の細胞や神経に悪影響を及ぼしてしまうからです。
いかに腫れないように、腫れる前に処置をするかが重要ということです。

そこで今回は、応急処置の基本である「PRICE」について説明します。

p・・・「Protection(保護)」
患部が動かないように、段ボールやシーネなどで保護する

R・・・「Rest(安静)」
動かさないようにして、腫れや血管、神経への悪影響を防ぐ

I・・・「Ice(冷却)」
腫れを抑えて細胞や神経への悪影響を防ぎます。
氷のなどで、15分冷やして休むを繰り返します。
1日~3日は続ける※時間があればずっとやる

C・・・「Compression(圧迫)」
内出血を抑えることが目的です。
伸縮性のある包帯で軽く巻く。
強くやりすぎないように注意。

E・・・「Elevation(挙上)」
腫れを防ぐことが目的。
患部を心臓より高い位置において、長時間できるように
台やクッションなどに置く

ゴルフで多いのは足首や手首ですね。
対処が早ければ早いほど、早期回復と早期復帰が見込めます。
「PRICE」を覚えておいてください。