以前にばね指で来院される方が多いというお話をしました。

記事:「ばね指が多発しています」

「ばね指」とは、手の指の過度な使用により、指の腱鞘や腱そのものに炎症が起き、 尚且つ肥厚が起きることで、腱が腱鞘を通る時に引っかかってしまう障害です。
ゴルファーの多発部位は、薬指、中指の付け根です。



来院される方で多いのが、上記の記事をご覧になった方々で、
まだ痛みはひどくない、動きもそこまで悪くない、朝はこわばる、
グーパーで少し引っかかる、といった予備軍、初期症状の方々です。

まだ初期の方は、前腕部と手の筋肉の張りが強い方が多いです。
そうなると、手首の動きは悪くなり、握力は低下します。
前腕部の動きが悪いと、つながっている、指の腱への負荷も強くなり、
腱と腱鞘との摩擦も強くなる可能性が考えられます。

上記のような状態であれば、グリップも余計に強く握り、安定させようと
することが考えられます。
このよう流れで悪くなり、最終的にひどいばね指になる事が多いと推測されます。

予備軍の内に、まずは下記の対処法を行ってみてください。
それぞれ、30秒で3セットが目安です。
早ければ早いほど、回復も見込まれます。

13-3
反対の腕で、患部側の前腕部をマッサージしましょう
13-1
各指をストレッチ、特に患部は入念に行いましょう
4-2
前腕部の前面をストレッチ
4-3
患部側の胸のストレッチも行いましょう