ラウンド中から左首が痛む

ラウンド中から左首に違和感があったＭさん（42）。

痛みは徐々に悪化し、翌朝には、首を回せなくなっていました。
数日間の安静で痛みは治まりましたが、その後、ゴルフをするたびに、左首に痛みを感じるようになりました。
最近では、日常生活でもふとした表紙に、痛みや動きにくさを感じるように……。
彼の問題点は、「首を前に突き出した姿勢」にありました。
そのため、アドレス時に左右のバランスの取れた前傾姿勢を取れず、軸がずれ、バッグスイングで無理な姿勢を取ってしまい、左首に過度な負担がかかるのです（左利きの場合は右首）。
Ｍさんには、次の３つの対処法を行ってもらいました。

①両手を組んで手のひらを「下」にし、天井に向けて体をまっすぐ大きく伸ばす。
胸を張ったまま、手首をひっくり返して手のひらを「外」にし、肘を下げる。
肩が上がらないように注意し、意識して肩甲骨を内側に寄せること。(10回)

②あごを引き、軽く膝を曲げて立つ。
両手を組んで手のひらを「上」にし、天井に向けて体をまっすぐ大きく伸ばす。
そのまま上体を左右に揺さぶる。
両脇から背筋が伸びるのを感じる。(15秒間)

③右手で頭を持ち、右側にゆっくりと頭を倒して、首の左側を伸ばす。
頭を倒す角度を少しずつ変え、首の左側のさまざまな部分を伸ばす。
(それぞれ30秒間) ※この時、左手は背中側に。

朝昼晩に３セットと、ラウンド中もやるといいです。
症状が軽ければ、２、３日で痛みは改善します。
※痛みやしびれが強くなるようであれば、中止してご相談を。