2カ月ほど前からスイング改造に取り組んでいるSさん(42)

練習中、スイングをした途端に、右の腰からお尻にかけて刺激が走りました。

その日は張りが強いだけでしたが、翌日から、歩く時や長時間座っている時に痛みを感じるように。

それでも我慢して、週に数回の練習を続けていると痛みは増し、200球打っていても平気だったのが、50球がやっとの状態になってしまいました。

Sさんの原因は、スイング改造を意識しすぎたこと。

スイングの時、〈右に流れないようにしよう〉〈左に壁を作ろう〉と思うあまり、不自然な スイングのポーズになってしまい、左の腰から股関節の筋肉が緊張し、右の股関節に関わる筋肉が疲労してしまったのです。

次の3つのストレッチをお勧めしました。

➀左のお腹の奥の筋肉を1分間伸ばす。
3-1

➁右足を床に向けて押し、右の内転筋を1分間伸ばす。
3-2

 

➂両足を肩幅に広げて立ち、右手は腰に。
左手を天井に向けて伸ばし、そのまま上体を右に倒す。
腰に当てた手が支点になるようにする。(20回)
3-3

※左の股関節が左方向に流れないように注意する。また、左の腰が伸びるのと、右腰が左方向に入るのを意識する。

朝晩とゴルフの練習の前後に行います。
症状が軽ければ1週間ほどで痛みが改善するでしょう。
※痛みやしびれが強くなるようであれば、すぐに中止してください。