症状

ラウンド後に腰の違和感を感じたが、お風呂に入りそのまま帰宅。

車で2時間強運転して帰宅し、車から降りる際に、腰にピキッ!!と痛みが走った。

その日はそれだけで問題なく生活できたが、翌朝の起床時に腰の痛みで寝床から起きることが困難になってしまった。

ゆっくりと痛くない体制を探しながら起きたが、顔を洗う姿勢、靴下を履く姿勢、同じ姿勢を長くした後の動き出しで、腰が伸びないで痛みがある状態であった。

数日は安静にしていたが、股関節やお尻にまで痛みが広がってきたので来院した。

検査

姿勢は猫背で腰が落ちている状態で、痛みで若干前かがみであった。

下腹部に力が入っておらず、股関節周りの殿筋や腸腰筋に過緊張がみられた。

脊椎は胸椎の後弯、下部腰椎へ圧迫が加わっている状態であった。

施術

施術ではまずは体の前側の筋肉の調整を行った。

腸腰筋や大腿直筋、腹筋群へ筋膜リリースを行い、次に殿筋の再教育を行った。

脊柱では胸椎の後弯と下部腰椎の制限を矯正。

1回目で身体が起こせるようになり、痛みも軽減した。

3回で痛みは消失し、今もメンテナンスのため継続治療中。

分析

今回の症状は猫背により、腸腰筋の緊張も常にあり、肋骨と胸椎、股関節と腰の動きに可動制限がある状態であった。

その状態でゴルフをすることで、より緊張を強くし、車で帰宅した際の座り姿勢が特に腸腰筋の緊張を高め、降りる時に腰へ症状が発症したと思われます。

回らない腰で無理にスイングすることで、筋肉や関節には過度の負荷がかかります。

猫背を改善し腸腰筋が伸びることで、軸が安定してスイングができます。

普段からデスクワークが多く猫背気味の人や、長時間座った後に立ち上がると腰が伸びずらい人は要注意ですよ!!