2年ほど前からKさん(43)は、球を打ちすぎると左の背中が張るようになってきました。

ラウンド後半や、練習で100球ほど打つと、つらくなります。

年に数回、鋭い痛みを感じることも。

冷湿布を張って安静にすれば、1週間前後で治まります。

Kさんの体を拝見して分かったのは、Kさんの肩周りの筋肉が硬いこと。

スイング時の可動域が狭く、肩から腕にかけて十分に回らないため、無理にフィニッシュを取るようになり、背中や腰に負担がかかってしまうのです。

肩周りの筋肉を緩め、肩から腕にかけての可動域を広げるストレッチを指導しました。

①肩は動かさず、左手で右手の肘をつかみ、手前に30秒間引く。

12-1

 

②左手で右手をつかんで手前に引き、引っ張った方に体もねじって30秒間。

12-2

 

③手を頭上で組んで思いっきり伸びをする。そのまま右側へ体を倒し、右で左手を引っ張り、左脇を30秒間伸ばす。

12-3

 

④左手を背中へ回し、右手で左手の肘をつかんで前に引っ張る。30秒間

12-4

すべて左右交互にやります。ラウンド中や練習の前後に行えば、痛みのリスクを最小限に抑えられます。

※痛みが強くなるようであれば、すぐに中止してください。