ゴルフを始めて3カ月のYさん(30)は、週3回は打ちっぱなしで、200~300球打ち込むそうです。

その最中に、手や手首が痛くなることがありましたが、気にせず、続けていました。

ところが、いつの頃からか、朝から手の痛みを感じるようになったのです。

日中も痛みは残っていますが、痛みが激しいのは朝で、手を動かすのに苦労するほど。

温めると楽になりますが、痛みは消えません。

Yさんのお話から、グリップの握り方に原因があると考えました。

強く握ってたくさんの球を打つと、手首に負担がかかってしまいます。

手の状態を拝見すると、手首が緩くなり、動かすとグリグリした感覚がありました。

手と腕の筋肉もこわばり、かなり疲労した状態でした。

そんなYさんには、次の対処法をやっていただきました。

①と③は、左右両方やります。

①左手で右手の親指を握って、30秒間反らせる。小指も同様に。

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②イスや机に両方の手のひらを置き、両腕を30秒間伸ばす。

次に、イスや机に両方の手の甲を置き、両腕を30秒間伸ばす。

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③左腕を右腕で入念にマッサージ。

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④キネシオテープを左右の手首に1周巻く。
痛みが消えるまで張りっぱなしにし、それ以降はゴルフをする時に張る。

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①~③は、風呂の中でやってもらいました。さらに、根本的な改善策として、力を抜いてグリップを握ることを徹底してもらいました。
Yさんがゴルフを再開できたのは、2週間後。
手や手首が痛む人は、一度試してみてください。

※痛みやしびれが強くなるようであれば、すぐに中止してください。