Sさん(32)は以前、テークバックでの体の回転を意識しすぎて左肩を痛めて以来、何度も肩のトラブルに見舞われています。

今回も2週間ほど前のゴルフ後から違和感があり、無理してラウンドに出たら、その後鈍痛がするようになりました。

スイングチェックをすると、ダウンスイングで右脇を締めながら、左腕を押し込んでいました。

これではスイングが安定せず、さらに左肩に負担がかかってしまいます。

Sさんにはスイングを修正することと、痛みを繰り返したために弱くなった左肩を鍛えるトレーニングを指導しました。

チューブを用いて行います。
チューブは、スポーツ用品店などで購入可能。
それぞれ20回、3セットが目安です。

①右足でチューブを踏み、左腕を内側に軽くねじってチューブを持つ。写真Aのように、チューブがゆるまないように体の正面で構え、斜め左方向へ引っ張る。この時、体と腕の角度が30度より開かないように注意。

23-1

②両手でチューブを持ち、右斜め上で構える。右腕は固定し、左手で左肩に向かってチューブを引く。

23-2

③両肘を体の脇につけて、体の前でチューブを握る。肘が体から離れないようにしながら、チューブを両側へ引っ張る。

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いずれも正しい姿勢を保ち、チューブを戻す時はゆっくりやることが大事です。

※痛みやしびれが強くなるようであれば、すぐに中止してください。