Cさん(42)はゴルフのラウンド中に歩いている時、突然右太ももの裏に激痛が走りました。
一瞬で痛みは消えましたが、翌朝になってびっくり。
痛みがひどくなっていて、歩くのもつらいほど。
病院では「軽い肉離れ」という診断を受けました。
翌月にゴルフコンペを控えていたCさんは、その足で当院を受診。
肉離れの場合、復帰までの対処がとても重要になります。
ただ湿布を張って安静にしているだけでなく、日常生活でかかる負担を減らし、さらに症状を長引かせる要素を取り除かなくてはなりません。
次の対処法をお勧めしました。

①きつめのサポーターかテーピングで痛めた筋肉を固定する。
②1週間は患部をアイシング。「20分冷却し、20分休む」を1日3回。
③2週目からは、お風呂やホットパックなどで患部をよく温める。
④痛みが引いてきたら、右太ももを軽くもんで軽くストレッチ。1分間を3セット行う。

26-4


⑤歩行やストレッチでの違和感もなくなったら、トレーニング用のゴムを使って、左脚を軸に、右脚を後方に蹴り上げるようにして、右脚の筋肉の再生を促す。20回3セット。

26-5

④と⑤を始める時期は慎重に見定めてください。※分からない場合は、相談してください。

痛みを少しでも感じたら、すぐにやめること。
肉離れは慢性化しやすいものです。

軽くても数週間、ひどければ数カ月かかるので、焦らずに完治を目指しましょう。

※痛みやしびれが強くなるようでしたら、ずぐに中止してください。