ゴルフとは違うスポーツですが、サッカーで面白い出来事がありました。

サッカー天皇杯にて、福島県1部のいわきFCが、J1のコンサドーレ札幌を5-2で撃破したのです。
J1が1部だとすると、県リーグ1部は7部なります。
リーグ的には格差のあるチームが、まさにジャイアントキリングを成し遂げたのです。

しかし、いろいろ調べてみると不思議なことではない気がしてきました。
いわきFCは、スポーツメーカーのアンダーアーマーが全面的にバックアップしているのです。
というより、アンダーアーマーの母体である株式会社ドームが運営しているのです。

広報の方のお話では
「選手は平日午後はアンダーアーマーの物流センターの社員として仕事をしており、
サッカーに充てられるのは午前の2~3時間のみだが、管理は徹底されている。
1週間はおおよそ、月曜がオフ、火~木曜はフィジカルトレーニング主体の練習でボールを使うのは30分ほど、
金・土曜はサッカー主体の練習、日曜が試合。ドーム社の専門トレーナーが練習につくほか、
アスリートのために考えられた食事が朝昼晩3食ドーム社から提供される。
DNSのサプリメントも補食として取り入れている」

このように徹底的に管理され、フィジカル主体で練習を行っています。
一昔前は、世界でも有名な監督たちは、「フィジカルはサッカーの中で鍛えなくては意味がない。」
フィジカルを上げるための、フィジカルトレーニングでは、サッカーでは役立たないということです。
この発言が有名になり、フィジカルトレーニングは減少して、より実践的に近い形で行われるようになりました<>なりました

しかし、近年の選手の中にはフィジカルがものすごい選手が活躍しています。
代表的なのは、ポルトガル代表のクリスチアーノ・ロナウドです。
あのレベルのフィジカルがあれば、技術を凌駕できるのではないか?
アンダーアーマーは、そう思ったのではないかと思いました

いわきFCの選手は、元Jリーガーが多いわけではなく、地域リーグや大学出身者が多いのです
こういったことからも「フィジカルが技術を凌駕した」と言えるのではないでしょうか

話はゴルフになりますが、タイガーウッズが出てきたころは、ゴルフ界にトレーニングをする習慣はなかったそうです。
その概念を変えたのが、タイガーウッズだったそうです。
「あいつがやっているのだから、自分もやろう」そんなプロが増えたと聞きました
その代表が藤田プロではないでしょうか?
遅咲きの苦労人のイメージがありますが、彼が変わったのもトレーニングであったと思います。
どの時代にも天才はいて、なにをやっても出来てしまう人はいます。

そうではなくて、トップにいけるようなプロでなくても、何かが変わればトップにいける
そんなプロがやれること、誰にでもできること、万人が効果を得ることができること、
それがフィジカルトレーニングだと思います。

天才がフィジカルトレーニングをしたら、イチロー選手のような伝説のプレイヤーになるのでしょうね。
どちらにしても、フィジカルトレーニングは必須になっていくと確信しました。