テークバックの際に「右股関節にためる」といいます。

言葉では良く分かると思うのですが、

実際に来院される方に聞くと、人ぞれぞれとらえ方が違います。

そこで、体の動きとして「右股関節にためる」ということを説明します。

テークバックの際に股関節は内旋・内転します。

主に働く筋肉は内旋筋である下記の筋肉です。

中臀筋(前部)
小殿筋(前部)
※大内転筋
恥骨筋
※薄筋
※半膜様筋
※半腱様筋
大腿筋膜張筋

内転筋は以下です。

※薄筋
恥骨筋
長内転筋
短内転筋
※大内転筋

そこで意識してほしい筋肉がコメ印示した
薄筋、半膜様筋、半腱様筋、大内転筋です。

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個別に意識することは困難ですが、イメージを持っていただきたいのです。
特に薄筋、半腱様筋、半膜様筋は膝から骨盤へ縦に走っています。
これが収縮すると、内転と内旋が同時に起き、
加えて膝と股関節を引き付ける力が生まれます。
この時に座骨と恥骨の間に入る感覚があります。
股関節が入り込んで上に引き込む感覚です。

ただ単に股関節を入れる感覚だけだと、股関節が外や後方へ流れてしまいます。
そうであっても詰まる感覚、入る感覚はあります。
しかし、股関節が入る感覚に加えて、臀部の外や後ろの張りを強く感じるはずです。
この感覚が少ないのが正解です。

言葉では難しいかもしれませんが、上の図をみて筋肉の走行を意識して、
動きをつかんでください。