以前にも似たような症状の方を数例は掲載しましたが、
やはりこの症状で相談に来られる方が多いので、
この症状について考察し、お伝えしたいと思います。

症状としては「右腰、右背中、右脇に多く」
スイング中のどの位置で痛むかというと。
①トップからダウン間
②ダウンからインパクトの間

痛める要素としては、下記のことが考えられます。

(痛める理由)
・上半身(背中)が硬い、または姿勢が悪いので回らない
・股関節が硬い、または動かし方が間違っている
・トップで右背中を引いてしまう
・体幹が弱い

(痛めた方が取り組んでいること)
・テークバックの際に股関節をしっかり回す意識
・ダウンからインパクトで頭が上がらないように意識
・トップからダウンの際に腰先行で意識
・ダウンで脇があかないように、体の近くを通るように意識

上記のことが組み合わさることで、
右腰、右背中、右脇に負担をかけます。
例えば

・股関節が回らないことで、上体を意識して背中を引き付けてしまう。
・股関節の回し方で、お尻に張りを感じるようにすることで、
外へ流れると同時に股関節に力が乗らなくなる。
・右腰や右脇が窮屈になっているにもかかわらず、
ダウンからインパクトで頭が上がらないように意識 することで、
より窮屈な状態で右を回さなければいけない。
・ ダウンで脇があかないように、体の近くを通るように意識 することも、
同様に上記のようなことが起きます。
・トップからダウンの際に腰先行で意識 する人は、
テークバックの際に、しっかりと最後まで股関節を入れていないことが多く。
早くなってしまい右が詰まることがあります。
・体幹が弱い方は右に倒れてしまいやすく、負担をかけやすいです。

簡単な対処法として、下記をご紹介しておきます。

・背中と股関節のストレッチ強化
・テークバックで股関節の入れる位置を、内側に意識する
・腰を回す際にベルトと平行に回すことを意識する
・アドレス位置を、ボールから少し遠くする

右が詰まらないようにするための対処法です。
まだ痛みまではいかないが、違和感や張りを感じている方は、
ぜひとも試してみてください。