症状

先週のラウンド後から左の首が痛くて来院。

ラウンド中に左首に違和感があったが、そのままプレーしホールアウトしたが、その後から段々と痛みを感じるようになった。

翌朝はとても痛く、起き上がることも困難で、首が回らなかった。

その後、数日で痛みは治まったが、プレーをすると痛みが再発し、数日で治まるのを繰り返していた。

最近は普段何もしていなくても左の首が痛い時があり、スイングも崩れてきたように感じている。

検査

初回の検査時、首の可動域検査において、右側屈、右回旋、伸展で特に動きが制限され、若干の痛みもあった。

姿勢においても、ストレートネックで、両肩が前に出て内に巻いており、首と肩の筋肉が過緊張を起こしていた。

また、最近スイングリズムが崩れていると感じているので、スイングをチェックすると、テークバックが小さくなっていることが判明した。

施術

施術では頸部の筋肉の緩和を優先に行い、それにかかわる胸筋や肩関節、肩甲骨、猫背にアプローチした。

首の筋肉が緩和され、肩周りの運動連鎖が正常になることにより、テークバックの大きさも出てきた。

それにより、プレー後の痛みも軽減し、5回目の施術後には安静時の痛みも、プレー後の痛みも改善された。

コンディションを整える目的で、継続治療中。

分析

今回のケースで考えられるのは、テークバックを大きくしようとすることと、頭を残そうとすることの意識。

加えて、猫背や内巻き肩という姿勢の悪さからくる、スイングにおいての可動域低下。

それらが合わさり、左首に問題が出たと思われます。

回わしたい!!姿勢が悪いので回らない!!これが原因だったと思われます。

姿勢の改善、偏った意識には気を付けてください。