Iさん(50)は、ラウンド前半に感じるフィニッシュの時の左腰の違和感が、ラウンド後半には痛みに変わるそうです。

痛みは数日間続き、1週間ほどで治まる。

また、普段から、長時間座っていると左腰が重くなることもあるそうです。

Iさんの問題点は、不適切な座り方を長時間続けること。

それで、左の下半身を安定させる腸腰筋と内転筋が疲労。

その状態でゴルフをすると、フォローからフィニッシュの時に左下半身が不安定になり、腰に負担がかかって、痛みが生じるのです。

まずは痛みへの対策として、次の3つのストレッチをお勧めしました。

①両膝を1分間押して股関節を伸ばします。

6-1

②上半身を起こし、背中と腰の力を抜いて1分間。次に右膝を曲げ(「く」の反対になるように)、左腹筋を1分間伸ばします。

6-2-1

6-2-2

③左脚を右に倒し、左腰が伸びるようにひねって1分間。

6-3

 

朝晩に行います。症状が軽ければ、1週間ほどで痛みが緩和します。
さらに、「座る時は背筋を伸ばし、背もたれに寄りかからないように」ともアドバイスしました。

※痛みやしびれが強くなるようであれば、すぐに中止してください。