Bさん(41)は、バックスイングの時に右腿の裏に痛みを感じます。
右足に体重が乗ると、内側の痛みがやや強くなり、切り返して左に体重が乗ると、痛みは消えます。
初めは練習中に違和感がある程度だったのが、そのまま練習を続けていたら、徐々に痛みに変わっていきました。
Bさんのスイングイメージは、右股関節にしっかりと体重を乗せ、力を集めるようにすること。
ただ、意識しすぎるとスウェーしやすくなるので、股関節と膝を曲げて踏ん張るようにしていました。
それが、右腿裏の筋肉に過度の負担をかけるようになっていたのです。
Bさんに必要なのは、右腿裏の筋肉のストレッチと、右のお尻の筋肉を鍛えること。
そうすると、スウェーしにくくなります。
Aさんには練習を控え、次の3つをやっていただきました。
①右足首をお尻の後ろで抱え、腰を反らせないように真っ直ぐに立つ。(1分間)
②脚を曲げ、力を抜いて右に体を倒し、股関節の外側の筋肉をマッサージ。(1分間)
③台に右足を置いて膝を軽く曲げ、足全体を内側に少し回し、お腹を膝に付けるように前に倒して右腿裏の筋肉をマッサージ。(1分間)
痛みが強いうちは、右腿全体を包みこむようテーピングやサポーターを。
炎症がある場合は、アイシングも必要です。
軽い症状であれば、1週間ほどで改善しますが、その後も意識の改革とストレッチはしばらく続けた方がいいです。
※痛みが強くなるようであれば、すぐに中止してください。